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不妊について
不妊症について 不妊症の原因と対策
不妊の原因
不妊の原因や症状も様々です。病院で長い間治療を受けているのになかなか妊娠できず悩んでおられるかたも結構おられます。妊娠しやすい体作り、食生活や生活改善なども不妊対策や不妊治療にかかせることができません。
■ 不妊症とは
不妊症とは正常な夫婦生活があって、2年以内に妊娠しない場合をいいます。これは、通常、夫婦の90%以上が2年以内に妊娠するという事実に基づいています。過去に妊娠の経験がないものを原発性不妊、妊娠したことはあるがその後2年以上妊娠しない場合を続発性不妊と言います。
■ 不妊症の原因
不妊症の女性側の原因は約5割で、男性側が約3割、その他の原因不明が約2割といわれておりますが、広い意味では、ほとんどの不妊症は原因不明不妊といえるために不妊症の治療は難しいといえます。
■ 原因は一つとは限りません!
広い意味では、ほとんどの不妊症は原因不明不妊といえるために、不妊症の治療は難しい。不妊症の原因が1つの場合もあれば複数の場合もあります。また2年以内に妊娠しない場合でも、すべての場合に原因、異常があるという訳ではありません。
不妊症の原因が1つの場合もあれば複数の場合もあります。妊娠というプロセスは大変複雑なためにいろいろな原因が考えられますが、根本的な原因がわからないため「原因を取り除く治療」ができないのが不妊症の特徴でもあります。
検査によって60〜70%の人に問題が見つかりますが、これといって原因が見つけられないケースも15%ほどにのぼります。
< 男性が原因のケース >
男性の不妊症の原因のほとんどが精子の数が少ないか、または元気がない場合です。まれに無精子症があります。
< 女性が原因のケース >
女性の不妊症の原因のほとんどの場合は、子宮内の血液の循環が悪く血液がスムーズに流れておりません。ホルモンの分泌が悪く、大きくて立派な卵子が成長しないことが多いようです。
又、黄体の機能が悪いため子宮内膜の状態が悪くせっかくの受精卵が子宮内膜に着床しにくくなっています。
女性が原因のケースは以下のようなものが考えられます。
排卵因子 |
排卵に導くホルモンの分泌が不調。PCO(多嚢胞性):卵巣で卵胞がうまく発育しない。LUF:卵胞の破裂が起こらない。 |
卵管因子 |
卵管が閉塞している場合もあり卵子が取り込まれない。受精ができないなどの機能不全も含まれる。 |
着床因子 |
子宮内膜が薄い、黄体機能不全子宮筋腫、内膜ポリープ、子宮腺筋症など。 |
頚管因子 |
精子が子宮管内に入らない。頚管粘液の不良。抗精子抗体が陽性。 |
子宮内膜症 |
子宮内膜組織が子宮内宮以外にできる。不妊症、月経痛、性交痛の主な原因と見られ、不妊女性に高い確立で認められるが、子宮内膜症でも妊娠することがあるので、本当に不妊の「原因」なのかどうかはまだはっきりとわかっていない。 |
年齢因子 |
卵子、子宮の老化。30歳を超えると年に数%ずつ機能が下がり、35歳以上になると急に下がる。特に卵子の老化が注目される。 |
原因不明 |
不妊原因が特定できない。 |
■ 卵子の未発達は不妊の原因
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卵胞が未発達なのは、ホルモン分泌が正常でないからです。ホルモン分泌の異常は、生理不順・生理痛や基礎体温の異変など様々な形で表れます。こうした異変をほっておくと、不妊症という残念な結果をもたらす可能性が高くなりますので、なるべく早く適切な治療を受け、体質の改善を図ってください。 |
「不妊症の3分の1は卵胞の発育不良が原因」
卵巣の中の原始卵胞は卵胞刺激ホルモンの作用によって発育し、やがて成熟卵胞になるのです。(女性のからだを保つホルモン参照)
タンポポの成分は卵胞刺激ホルモンの分泌を活発にさせます。
不妊の対策
からだを冷やさないように、血液の循環を改善するとホルモンの分泌がよくなります。日常生活についての対策は妊娠を希望される方に‐妊娠のための食生活と生活改善に詳しく記載しています。
■ ホルモンによる改善のプロセス
タンポポの成分は卵胞刺激ホルモンの分泌を活発にさせます。さらに、卵胞の発育を高めることで子宮内膜の血液循環を改善することで妊娠率が上がることが明らかになりました。
(東西医学融合研究会通信より)
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