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C型肝炎の症状と対策

C型肝炎の症状

C型肝炎は早くから症状にあった治療を行えば、将来の肝硬変、肝臓ガンを抑えることができると言われています。
そのためには、早期発見が不可欠となってくるので、C型肝炎の症状はどのようなものか知っておくことが大切です。


■ 自覚症状なし

C型肝炎は、他の肝炎にくらべ、ウイルスに感染しても症状が軽いため、自覚症状がない場合が多いですが、発熱・頭痛・関節痛・食欲不振などの症状があらわれることもあります。

「無症候性キャリア」とは?

C型肝炎ウイルスのキャリアの中には、すでに症状が現れていて、GPT値が基準値より高値を示す場合は「症候性キャリア」と呼ばれます。
全く自覚症状がなく、GPT値の正常な場合は「無症候性キャリア」と呼ばれており、この無症候性キャリアは女性に多くみられます「無症候性キャリア」はGPT値は正常値を示しますが、C型肝炎抗体検査では陽性を示します。
C型肝炎に感染しているのに肝臓に炎症がないため、自覚症状もなく、感染したことに気づいていないことが多いために、感染源になりうるケースがあります。


■ クモ状血管腫

毛細血管が拡張するため、中央部に赤く軽度に隆起した1〜3mmの発疹を中心に毛細血管が放射状に数mm〜2cm程度、クモが足を広げたように伸びたような症状があらわれます。顔面、頸部(けいぶ)など上半身によく現れます。
小児や健康な成人では通常、1個または少数みられるだけですが、肝硬変のある患者さんや妊婦、経口避妊薬を服用中の女性などでは多発します。エストロゲン過剰状態によるとされています。妊娠や肝硬変に伴ってみられる時には、手のひらが赤くなる手掌紅斑(しゅしょうこうはん)を合併しやすくなります。
小児や若年者、妊婦では自然に消えていくことが多いため、とくに治療する必要はありません。

■ 手掌紅斑(しゅしょうこうはん)

肝硬変や肝障害により、親指のつけ根や小指のつけ根の下など、ふくらんでいる部分がかなり強い赤の斑点状になることがあります。これが手掌紅斑です。これは肝臓が悪くなったため、ホルモンの生成や分解が異常になり、その結果、男性ホルモンが少なくなり女性ホルモンが過剰になったためと考えられています。肝臓が悪いために手掌紅斑になっている場合は、手のひらや白日などが黄色みを帯びる黄痘症状が出ることもあるので、注意して見てみましょう。
しかし、肝臓が悪くなると必ず手掌紅斑が出るわけではなく、リウマチや妊娠中にもこの症状が出たりします。


■ 黄疸

身体にビリルビンが過剰にあることで眼球や皮膚といった組織や体液が黄染する(黄色く染まる)状態のことをさします。
肝機能が低下すると、胆汁の成分であるビリルビンの処理がうまくいかず、血液中に増加するため、黄疸があらわれます。また、溶血性貧血の場合にもあらわれます。
黄疸があるかどうかの判断は、通常、眼球結膜(眼球の白い部分)をみて行います。全身の皮膚をみて黄疸があるかどうかを判定することは、我々日本人のような黄色人種では難しく、とくに軽度の場合ではほとんどわかりません。一般に、病的な黄疸をみる場合には、全身の倦怠・疲労感、皮膚のかゆみ(掻痒)、感冒様症状、 発熱、尿の色が濃くなるなどの他の症状を伴います。しかし、体質的の黄疸では 黄疸以外の症状がほとんどみられません。また、蜜柑などを連日過剰に摂取すると手のひらが黄色くなることがありますが、これは柑皮症(かんぴしょう)といって黄疸とは異なり病気ではありません。

★ 黄疸の種類

  1. 溶血によるもの(溶血性貧血)

  2. 肝細胞の障害によるもの(肝細胞性黄疸)
    代表的な疾患は急性肝炎で、ウイルス、薬剤、アルコール、自己免疫など様々な原因でおこります。慢性肝炎は通常は黄疸はあらわれません。肝硬変で黄疸があらわれた場合には、肝細胞の機能がかなり低下していることを意味します。
  3. 胆汁の流れが障害されるもの(閉塞性黄疸)
    肝内胆汁うっ滞症(急性肝炎にみられる一つのタイプで、ウイルスや薬剤などが原因となって起こる)と外科的な治療が必要な閉塞性黄疸(結石、腫瘍などが原因となり胆汁の排泄路である胆管が狭窄して黄疸を引き起こす)に分かれます。
  4. 体質性のもの(体質性黄疸)


■ 女性化乳房

男性の胸部が女性のように隆起する症状で、最も多いのは特に理由のない「特発性女性化乳房」と言われるタイプのものであり、健康上の問題はないので治療の必要はありません。 肝機能が低下すると、女性ホルモンであるエストロゲンの分解が処理不十分になり、女性化乳房が起こることがあります。


■ 腹水

腹水とはタンパク質を含む体液が腹腔に蓄積した状態をいいます。
腹水は、短期間に起こった病気(急性疾患)よりも長期的な病気(慢性疾患)の人によくみられます。一般に肝硬変で起こることが多く、特にアルコール依存症による肝硬変によくみられます。このほか肝臓の病気では、肝硬変のないアルコール性肝炎、慢性肝炎、肝静脈閉塞などがあります。
肝臓の病気の場合、アルブミンの合成ができなくなり、それにより、水分を保持し、血液を正常に循環させるための浸透圧の維持ができなくなるため、腹水が増えていきます。


■ 浮腫

肝臓の病気が「むくみ」をおこす原因は、肝臓でつくられるアルブミンというたんぱく質が十分に作れなくなることにあります。
アルブミンは、血液中に存在するたんぱく質の約50〜65%を占めるたんぱく質で、大きな粒子ですので、血管壁の小さなすき間から出ることができません。アルブミンには、水分を磁石のように引きつける力があるので、血管内に水分を引き寄せてとどめておく働きをしています。これは、水溶液全体の濃度一定に保とうとする浸透圧と呼ばれる原理によるもので、濃度の高い場所の濃度を薄めようとして水分子がそちら側に移動していくのです。
そのため、肝臓に異常があり、アルブミンを作る量が減ってしまうと血管内にアルブミンの量が減ってしまい、水分を血管内にとどめておく力が弱まってしまうため、血管から細胞外液に水分が移動してしまい、むくみを起こしやすくなるのです。