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高血圧の原因と症状 血圧のしくみ

 高血圧は年を取れば誰でもなると安易に考えてはいませんか?高血圧には特有の症状がありません。気がついたときには血圧が高くなっています。怖い合併症を防ぐためにも、血圧のしくみを理解し、高血圧の治療法、予防、生活習慣の改善などを考えていきます。

血管

■ 血液の働き

血液は人が命を維持していくために必要な酸素や栄養を体中に張りめぐらされている血管を通ってからだの隅々まで運んでいます。成長するために必要なホルモンも特定の器官まで届けています。また、新陳代謝によって出た老廃物を、体の外に排出するために運んでいます。血液は、心臓の収縮と拡張の動き(ポンプ作用)によって動脈を通り全身に送られ、静脈を通り心臓に戻ってきます。

■ 血圧とは何ですか?

血圧とは、血管の中を流れる血液が血管壁を押し広げる圧力のことです。心臓から血管に送り出される血液の量と血管の広さや弾力性によって決まります。血管には静脈・動脈などがありますが、一般的には動脈の圧力のことを言います。

■ 最高血圧・最低血圧

血圧値は心臓の拍動によって変化します。血液が血管内壁を押し広げる圧力は、心臓が収縮した時は高くなり、心臓の拡張した時は低くなります。収縮した時の血圧が最高になった時を「最高血圧」と言います。拡張によって血圧が最低になった時を「最低血圧」と言います。

■ 高血圧症とは

繰り返しの測定で最高血圧が140mmHg、最低血圧が90mmHg以上になると高血圧症の範囲に入ります。血圧が高くなると血管への負担が大きくなり、放っておくとその圧力のため血管が破裂してしまいます。

◇ WHOとISHの血圧の分類 18歳以上の成人 1999年(単位=mmHg)

分類 収縮期血圧 拡張期血圧
最適 120未満 80未満
正常 130未満 85未満
正常高値 130〜139 85〜89
高血圧 グレード1(軽症) 140〜159 90〜99
境界域 140〜149 90〜94
高血圧 グレード2(中等症) 160〜179 100〜109
高血圧 グレード3(重症) 180以上 110以上
収縮期高血圧 140以上 90以上
境界域 140〜149 90以上
※収縮期血圧と拡張期血圧の分類が違う場合は、高い値の範囲に分類します。


■ 高血圧症の種類
〈二次性高血圧症〉
原因がはっきりしています。薬や手術などの治療をすれば高血圧が治ることもあります。
〈本態性高血圧症〉
原因がはっきりとしていません。高血圧症90%以上の人がこれにあたります。
遺伝的要素もありますが、殆どが加齢や生活習慣によるものです