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認知症(痴呆)のタイプと症状

「もの忘れ」と認知症(痴呆)の違いは症状によって違います。「もの忘れ」は自分が忘れっぽくなったという自覚がありますが、認知症(痴呆)は忘れたこと自体を忘れてしまいます。
周辺症状はボケや痴呆の人によってでるものが違いますが、ボケや痴呆以外にも現れることがあります。周辺症状がいくつかがあってもボケや痴呆とは診断できません。

中核症状(認知症の人に必ずある症状)記銘力障害…ものを覚える力がなくなる

記憶力生涯…一度覚えたことを忘れない力がなくなる

周辺症状(人によってかなりの差がある症状)
 自発性低下、うつ状態、幻覚、不安・焦燥、発語減少、妄想、意欲減退、失禁、徘徊などの異常行動

■認知症(ボケ・痴呆)を定義する特徴的な症状

    1.記銘力・記憶力障害
    新しいことを覚えこむ力がなくなるので、古い記憶より新しい記憶がなくなっていくのが特徴。認知症が進行すると自分の名前や年齢も言うことができません。
    2.見当識障
    今が「いつ」なのか、自分が「どこ」いるのか、自分の周囲の人が「だれ」なのか分からなくなります。時間や場所を理解できなくなります。
    3.計算力障害
    認知症が進むと簡単な計算もできなくなります。数字を扱う職業に就いていた人は計算力が割合残っている場合があります。
    4.感情障害
    感情が不安定で、興奮しやすい一方で、うつにもなりやすい。進んでくると疑いの気持ちが出てきて被害妄想、嫉妬妄想などが起こってきます。神経質で敏感になります。
    5.思考力障害
    筋道を立てた考えができなくなり、自分の考えを頑固に主張したりします。判断力が低下し、注意力も散漫になります。
    6.異常行動
    まったく無意味で、理解できない行動を言います。認知症がかなり進んでくると現れます。

■ 認知症のタイプ

認知症には大きく分けると脳血管性認知症とアルツハイマー型認知症と二つのタイプになります。浴風会病院院長大友英一監修・講談社「ボケにならない、進ませない」を参照させて頂きました。

脳血管性認知症−脳の血管の動脈硬化

脳血管性認知症になるまで血管の老化によって、脳の動脈がしなやかさを失い、動脈硬化となります。動脈硬化が進むと、血管の内側がせまくなり、血液が脳の組織にいき渡らなくなり、脳細胞が壊死に陥り、認知症の出現となります。脳梗塞の数が増えるほど、認知症になる割合が高くなります。また、動脈硬化が重症になるほど、認知症になる割合が高くなります。

痴呆の分類
認知症(痴呆の分類)男性と女性の比率
脳血管性認知症になるまで(右図)
[脳の血管の動脈硬化] → [血管の内部が狭くなる] → [脳に血流が滞る]  → [脳細胞が壊死] → [認知症の出現]

アルツハイマー型認知症−脳自体の老化

アルツハイマー型の認知症は、脳全体に異常な老化が起こり、脳の司令部である大脳皮質に障害が起こります。そのため脳内のあらゆる情報伝達がうまくいかず、認知症の症状も重くなってきます。アルツハイマー型は、いつ認知症になったか分からないほど徐々にはじまります。
アルツハイマー型認知症は、男性より女性のほうが1.5〜2.5倍多い。これには女性ホルモンの関係が考えられています。

混合型認知症

脳の老化と脳の動脈の老化(動脈硬化)が同時に出現します。

その他

パーキンソン病、ヤコブ病などの病気が原因で発生します。