海外視察リポート          ~フィリピン スービック~ 2006-2-2 :: その他 ::

 2月4 日頃から立春となり、陽の気が上がり始めます。「風」の季節で、自然界ではインフルエンザや風邪が流行します。 体の中でも風が吹き、中風、すなわち脳卒中になる人が増えます。中風は文字通り「風が中(あた)る」という意味です。脳卒中になると体が麻痺したり、手が震えたりしますが、これが風にあたって木が震えているように見えることから中風といわれます。特に、高齢者は冷たい風にあたって血圧が上昇し、脳卒中を起こしやすくなります。
 節分には、「季節を分ける」という意味があり、中医学では1年のスタートにあたります。陽の力が少しずつ強くなって風が吹き、風が雪を溶かします。溶けた雪が蒸発して雨が降り(雨水、2月19日頃)、その雨にびっくりした虫が這い出します(啓蟄、3月6日頃)。一般に、2月は「真冬」と捉えられていますが、実は春はもうそこまで来ています。

 先月フィリピンの退職者居住区に海外視察に行ってきました。簡単なレポート掲載いたします。


海外視察リポート          ~フィリピン スービック~


老後を海外で

 日本は今や世界一の長寿国です。老後を豊かに暮らすのに、幾つかの選択肢があります。日本の田舎に住むとか、海外移住などいろいろです。フィリピンのスービックにある退職者居住区も最近、テレビ等でよく見かけます。 スービックは海に臨む美しい街並みで、熱帯雨林の自然で快適なリゾート地の中の高級住宅街といった感じです。芝生には南国の花・ブーゲンビレアなどが咲いています。

■ 長期滞在者の世話をする会社
 トロピカル・パラダイス・ヴィレッジは、旧米軍基地の居住区の運営会社の一つで、大阪の方が運営されています。常に管理者や介護士が常駐しています。滞在者の住宅として、旧米軍将校の官舎をリフォームして提供しています。日本人にフィリピンへの移住、短・中・長期滞在をベースにさまざまなライフスタイルを提案されています。

■ スービック港自由貿易経済特別区


 180キロメートル(東京23区とほぼ同じ広さ)の広大な敷地の米海軍の基地が、1992年に返還された後、スービック港自由貿易経済特別区となりました。港湾に面していることを生かし、海外からの企業の誘致と貿易の拡大により発展してきました。フィリピンは治安の面で少々怖い国というイメージがありました。 しかし、特別区は米軍統治時同様、7つのゲートで囲まれています。スービック地域へは検問を通らなければ入れません。地区内には病院,ゴルフ場、外国人学校などがあります。

■ スービックでの生活
 スービックでの生活は、トロピカル・パラダイス・ヴィレッジの職員や滞在者の話をまとめると、下記のようになります。

  1. 経済的で物価が安い。生活費として、光熱費-3,000円 その他-5~6万円、メイドが住み込みで1万円。家の支払い状況にもよりますが、平均して15万円もあれば、結構、豊かに暮らしていけます。
  2. ゲートが広く、セキュリティーがしっかりしています。
  3. 英語圏であるので、言葉が通じやすい。
  4. 一般のフィリピン人は、笑顔がよく、人懐っこい。
  5. ビザが取りやすい。ただし、5万ドル(約600万)の預託金がいります。これを家のリース費用に当てることもできます。
  6. 25年滞在の住宅のリース費用は、敷地面積300~350 m2 、建物面積132m2-2LDKで、1000万円、管理費として900万円。
  7. 週2回、車を運転手付で貸してもらえます。買い物や病院なども気楽にいけます。
  8. 医療費も、日本で保険を利用して受診した金額と同じ位ということです。
  9. 滞在者は余暇に絵画、社交ダンス、ゴルフなどを楽しんでいます。交通や通信のインフラも整備されており、日本の友人とメールの交換もしています。たまに、パーティーに参加しているとのことです。

■ 自由貿易協定
 日本とフィリピン両政府が自由貿易協定で基本合意したのを受けて、フィリピンの看護師や介護士を日本に送り込むためのビジネスが動き始めています。 フィリピンは介護士たちを海外に派遣して外貨を期待しています。介護の勉強だけでなく、日本語のマスターも必須条件になります。介護を学ぶ学校も増えています。
トロピカル・パラダイス・ヴィレッジにも、介護学校を卒業したフィリッピンの女性が数人いました。